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なんか残したいときのブログです


by bolero74

奇跡の鳥

ショコラが死んでしまった記事を書いてから、過去、お迎えした頃しか書いてなかったのに気づいたので、追記。。

1歳でお迎えした文鳥さんはショコラさんと名付け、しばらく手乗りにしようと頑張って、そこそこ慣れたところで飽きてきて、なんとなく可愛がる存在に。

水浴びも定期的にするようになって、豆苗が好きだとわかり、爪を切ろうとしてめっちゃ嫌われ、穂でご機嫌を取り。。

ネットで手もみ文鳥を見て憧れて、なんとか手もみしようとして逆に嫌われて諦めて。。

そうこうするうちに、2歳になり、夜寝る前に籠の下の新聞を替える時に出す、という習慣がつくと、その時間になると甘えてきて、少し撫でたりしてあげた後、カゴに戻そうとすると手の平にすっぽりと収まるように!

そう、自然に憧れのにぎにぎ文鳥になったのです。

昼間とかはなってくれないのに、その時間帯だけ。

そんなに一緒に居たかったのかなー

ショコラが特別な子だったなぁーと思うのは、成長から飼ったのに手もみ文鳥になってくれたこと もだけど、何より、この子一度も威嚇鳴きしなかったんです。
文鳥特有のキュルルル。。て鳴きながら口あけるやつ。
あれ、一度もしなかったんだよね。。
怒っても噛むくらいで。
あと、落ち着いてて、パニックにも一度もならなかった。

初めて車に乗せた時も、割と落ち着いてたから、助手席で出してあげる事もできたくらい。

何度も一緒に旅や帰省したね。

実家でも妹たちにも懐いて可愛がられてた。

釣り堀では青い空を籠の中から見つめてたね。

オルゴール館ではアイドルだったね。

大好きなお姉ちゃんが帰ってくると、全力で鳴いてたね。

みんながご飯食べてる時は自分も籠の餌食べてたね。

お昼は短いお昼寝してたね。

あなたは私にとって奇跡の鳥でした。

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# by bolero74 | 2020-12-14 00:11 | 文鳥

今年の悲しかったこと

今年は何だかよくわからないけどコロナのせい??ぼやっとした1年だった。
8月にショコラが死んでしまったことが一番悲しかったかな。
2月にゆきおばちゃんが亡くなった時よりもボロボロ泣いた。
ゆきおばちゃんの時より悲しいんだなーなんてびっくりしたけど、やっぱりそれは一時的で。

深く短い切り傷で痛くて痛くて涙が止まらなかったけど、傷口が塞がるともう大丈夫で。

自分が至らないせいで死んでしまったんだという後悔の念がたまに傷口をえぐるけど、もう涙は出ないな。

旦那みたいに、脆弱な生き物だから仕方ない、と思えたら楽なんだけどなぁー


# by bolero74 | 2020-12-13 23:56 | 文鳥

陽射し

今日の陽射しは空気が澄んでいるのか、久しぶりに出た街をキラキラさせている。
更年期が始まったぽく、頭痛や凝りがつきまとうけど、昨夜も2時に目が覚めて寝落ちした顔を洗ったりだけど、外に出て良かった。
こんな綺麗な光を感じると、長生きしたくなる。

# by bolero74 | 2019-11-15 10:59 | ひとりごと

which is real?

たまに都心にでると、realな世界にきたと感じる。

まるで日常がゲームの中の非現実的世界で、外の世界がrealであるかのような錯覚。
どっちが本当の世界で、どっちが私の望む世界なんだろう

私が望むのはどっちの世界なんだろう


# by bolero74 | 2019-10-19 01:06 | ひとりごと

奇妙な1日

今日はなんだか奇妙な1日だった。

往々にして台風のきた翌日は、夜中の轟音で何度も目が覚め、気だるい1日となるのだけど。
今朝はそれに加えて子ども達の学校と幼稚園が休み、電車も止まって旦那まで家に居る。

翌々日に祖母が来るから、家の掃除しなきゃ。。と思っていたところにこの台風。
勘弁してよーと思いつつ玄関を開けると、玄関横のヤマボウシが斜めに傾いていた。

マジかー?! そんなに台風すごかったの?! とひとりごとを言いながら、真っ直ぐに直そうとするが、うまくいかない。よく見ると根元がグラグラだった。

土を根元に被せ、とりあえずまっすぐに近い形にしたところで、そういえばこのヤマボウシ、イメージと違ってたんだよなぁと思い出す。

結局、台風の勢いに便乗して引っこ抜く事に。
旦那がなんとか引っこ抜き、私は2時間近くかけて枝を細かく切り分け、ゴミ袋にまとめ、泥だらけの玄関とその周辺を水で洗い流した。

私が提案して植えたヤマボウシは、気がつけば2メートルを超え、秋に向けて実をオレンジ色に色づけ始めたところだった。まだ緑色の葉がたっぷりとついた枝を、「ごめんね」と一応断りを入れながら、私はノコギリで切っていった。
まだ生命にあふれている木を抜いたり切ったりするのは、罪悪感と少しの不安に襲われる。でもそんな感傷に浸る暇もないほど、作業は大変で、力を必要とし、いつの間にか私は作業に没頭していた。

ようやく作業を終えて居間に戻ると、携帯に祖父からラインがきていた。内容は、悪意はないものの、私への配慮を欠いた、腹立たしいものだった。
またかよ クソジジィが!と私は悪態をついた。
作業の疲れと山積みの家事と子ども達からの昼飯のリクエストで、私のイライラはピークを迎え、祖父にガツンと言わなくてはもう気がすまないところまできてしまった。
こういうときは時間をおいて冷静に。。というもう一人の自分の声もきかず、私は祖父に電話をかけた。
幸か不幸か、祖父はでなかった。
イライラしながら、不在着信が3件もあることに気づいた。その内の1件は、母からだった。

え?!と一瞬わけがわからなくなるほど驚きながらも、私はほぼ同時に母に折り返しの電話をかけていた。
そして、母が電話口にでた。
台風がきてたから心配でね。。 という母は、私の知っている、いつも皆の心配ばかりしている、母だった。

ひどい鬱で、電話にはでない、病室では泣くか切れるかを繰り返して、ひどく攻撃的だった別人格の母はそこにはいなかった。

私はすごく久しぶりに母に会ったような気がして、思わず、「お母さん、どこに行ってたの。戻ってきたの。長い旅から戻ってきたの。おかえり、だよ。本当に。」と言った。久しぶりに感じる母の存在だった。
それでも、またこないだのようになったらどうしよう。。と少し警戒しながらはなしをしたが、受け答えは全て、鬱になる前の母のものだった。

電話を切った後、すごく幸福な気持ちになり、涙があふれた。このあとも、何度も何度も私は幸福の涙を流した。

ヤマボウシを引っこ抜いた時に感じた、歯を抜いた時のような喪失感とすこしすっきりしたような気持ち。それは、なんだか厄の根を引っこ抜いて母が戻ってきたような、もしくはまっすぐに伸びた枝と、ほうせんかの実を思わせるオレンジ色の実が、母に、帰り道はここだよ、と、道導になってくれたのでは、という感覚を私に起こさせた。

その後かかってきた祖父との電話は、私がガツンと言うことで解決できた。祖父にはカッときたけれど、旦那はいつも理解があり私の味方でいてくれる、という事を再確認でき、安堵した。

なんだか今日は、ヤマボウシを引っこ抜いた事から始まり、色んな感情が沸き起こった、とても奇妙な一日だった。ヤマボウシさん、ありがとう。



# by bolero74 | 2019-09-10 00:04 | ひとりごと