41歳 気づけばすっかり子育て主婦。


by bolero74

ニュークリア・エイジ by ティム・オブライエン

またまた村上春樹さん訳本です。

彼氏の膨大な持ち本の中から なんとなく手にとってみた本。
彼氏に「これ、面白い?」と聞いたら「depends on you」 (注:彼氏は日本人でっせー)と言われて、なんとなく読み出しました。

文庫本で600ページ程ある、結構分厚い本。
村上春樹が訳してるくらいだし、面白いだろう~と(超安易。。)。

でも、ニュークリア・エイジ、 The Nuclear Age だったんです。
読み終わってチョットしてから、もしかして?!と思って後ろをパラパラ見てて発見したのです。
(ニュークリア、ニュークリア・・・ もしかして NUCLEAR?!みたいな。 私的にはやられたぁ!て感じでした。笑。)

内容は、最初主人公が自分は正気なのか、おかしいのか? 混乱しながら家の庭に深い穴を掘るところから始まります。 その後、核戦争の恐怖に怯える・・というか核戦争の妄想を抱いて錯乱気味になっていた少年時代の回想 ~青年時代、そして主人公の人生に深く関わる女性&仲間達との出会い・・と、展開していくのですが。。

話は終始、彼の妄想、そして混乱、と、現実世界が絡み合って進んでいきます。

読み始めは、これが すごすぎて、正直疲れた~。 朝の電車とかで読む気しなくて、何度も、もう読むのやめようかな~なんて思いました。

・・・でも、3分の1程進んだあたりから、ハマってしまいました。
ハマると、あっという間だった。。 すごい引き込まれてしまった。。

彼(主人公)が 高校時代に1人の強烈に魅力的な女性に出会うあたりから、ハマリました。

この本を読み終えて 私が改めていろいろ考えた テーマは大きく二つ。

一つは、戦争。 
別に反戦をうたう本とかではないんですが、著者自身がベトナム戦争に行き、その後から少しおかしくなったらしい ということを知って。
・・・そうでなきゃ、この迫力ある妄想文は書けないかもなぁ~と なんとなく納得。。
そして、アメリカ人はベトナム戦争後に、戦争の影響でドラッグ中毒者が多発したり、多くの人が心に傷をおって、そんな映画もたくさんあったハズなのに、どうして今また、戦争ができるのか。。 何か見失ってない?と。 原爆をうけておきながら、自衛隊を戦地に派遣している日本もそうだ。 被爆国 日本はどこいった? 
・・なんて。 ガラにもなく 色々考えました。

もう一つは、孤独 / 愛 かな。
この二つが複雑に絡み合ってどっち、とは言いがたいのですが、この話に出てくる登場人物はみんな、心に深い孤独感を抱いていて、いつも愛に飢えていて、それが最後まで消えることはない。 

この、全てが悲しみの上に進行していく、孤独と恐怖と妄想と現実の強烈なストーリーは、それこそドラッグのように(やってませんが。)読めば読むほど効きます。。

村上春樹さんもあとがきに書いてますが、この本は文学的な要素はあまりないと私も思います。 あるのは 強烈~・・な、なにか。

ちなみに、すっかりティムにはまった私は、現在、「世界の全ての7月」を読み始めました。
こちらも村上春樹さん、訳。 英語名は "JULY、JULY"。 
JULYて。。 
今のところ、「ニュークリア・エイジ」とは違ってまろやか~な感じです。

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家にあった本はカバーなくなってたんだけど・・ こんなカバーだったんだぁ。。
なんか読む気なくすカバーだな。 変えた方がいいのでは・・笑。

あーしっかし、誰にも文句言われないもんで、平日からお酒飲みまくっちゃってます!
ビール飲んで、今はウイスキー水割り2杯目!! with プリン!





 
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by bolero74 | 2007-02-22 00:22 |